身体の動きを支援する

Project > for Physical Function

水素吸蔵合金を利用したアクチュエータの開発

水素吸蔵合金(MH合金)とは,熱を加えると大量の水素を放出し,冷やすとその水素を吸収する特殊な金属です。この仕組みを利用して,わずかなMH合金から大きな出力を得ることができ,全く騒音を発生せず,また柔軟な機構を構築できるようなアクチュエータについて研究しました.

水素吸蔵合金の応用

水素吸蔵合金アクチュエータを利用した介助支援機器の実用化研究

加熱や放熱により水素を放出したり吸収する水素吸蔵合金を利用したアクチュエータの研究で,これをベッドから車椅子へ移乗させるトランスファーの実用化研究に活かしました。

水素吸蔵合金アクチュエータを利用したリハビリテーション機器の研究

水素吸蔵合金アクチュエータの特性である柔軟性を生かした、人に優しい肘関節や手指の他動的リハビリテーション装置の開発を行いました。また、自在な変形を可能とするソフトアクチュエータへの応用も行いました。

上肢・下肢の機能支援を目的とした「感覚-運動」連合機構の解析

移乗介助機器やリハビリ機器などを開発する上で基礎となる感覚と運動機能の連合機能をシミュレーションや実測により解析しました。